包み線(抱き線)とは、前日の陰線、陽線とは逆に当日のローソク足の値幅を完全に包む大陽線または大陰線のローソク足の組み合わせをいいます。これは、今までの勢力を一掃するほどの強力な切り替えしのエネルギーが存在することを意味する型で市場参加者の心理は反転しトレンド転換したと読み解くことができます。
ローソク足の分析方法
ローソク足の意味は知っていましたが、その使い方までは知りませんでした。
世界中でもっとも多くのトレーダーが使っている最強の分析ツールがチャートに描かれている『ローソク足』なのです!
・ローソク足がなぜ大切なのか?
・ローソク足の基本的な見方と考え方
・プロトレーダーが必ず見ている応用的な分析方法と戦略の考え方
プライスアクションとは
ローソク足の値動きを見て、その中にパターンや特徴、方向性を見つけ出し、未来の値動きを予測するプロトレーダーが必ず注目している分析方法が『プライスアクション分析』です。
インジケーターやご自身の手法に組み合わすと抜群の効果を発揮してくれるプライスアクションパターンがいくつかあります。
ローソク足の基本的な見方
①4つの情報「4本値」(高値・安値・始値・終値)
ローソク足の分析方法 ②BUY or SELLの量「2種類のローソク足」
①【4本値】高値・安値・始値・終値
高値・・・ある一定期間で最も高かった値
安値・・・ある一定期間で最も安かった値
始値・・・ある一定期間の最初に付けた値
終値・・・ある一定期間で最後に付けた値
②2種類のローソク足
③ヒゲと実体
最後のひとつは、プライスアクション分析を行う上で、とても重要な要素となります。
この陽線は「始値より終値が高い」(買い注文が多かった)という事実を表しています。
この陽線は「それほど買い注文が入らなかった」(多少の買い注文があった)という事実を表しています。
この陽線は「多くの買い注文が入った」(かなりの買い注文があった)という事実を表しています。
このように【実体】はローソク足1本の一定期間でどのような事実があったのかを教えてくれます。
【ヒゲ】は「ローソク足の高値と実体の高値」、「ローソク足の安値と実体の安値」で構成されており、実体の上もしくは下に伸びたヒゲのような線で表しています。
さて、実体は複数の事実を教えてくれました。
この 【 ヒゲ】もある事実を教えてくれています。
↓(大量の『売り注文』が発生した)
↓(大量の『売り注文』以上の『買い注文』が発生した)
↓(結局、始値よりも高値を維持した) ローソク足の分析方法
つまり、これは 「1と2の間で売られた注文は、2と3で損失となった」 と言えます。
よって 【ヒゲ】が表す事実は、不安や迷いの集合体 となります。
上図のローソク足を『Pinbar(ピンバー)』と呼びます。
ローソク足を使った分析方法と戦略の考え方
①マルチタイムフレームで見る癖をつける
これは4時間足チャートに、日足のローソク足を重ね合わせた画像になります。
日足陰線(赤色)の中には、4時間足の陰線ローソク足がが多く、
日足陽線(青色)の中には、4時間足の陽線のローソク足が多いのが分かるでしょうか?
この画像は1時間足チャートに、日足のローソク足を重ね合わせた画像になります。
陰線の日足では、1時間足はダウントレンド。
陽線の日足では、1時間足はアップトレンド。
トレンド転換については【トレンド転換の見極め方】で解説しています。 |
今の時点で、このような分析ができなくても、慣れてくればできるようになるのですが、ここで覚えて頂きたい事は、 「マルチタイムフレーム(複数時間足を分解して)で分析する」ということ です。
②終値の見方と使い方「ブレイク編」
ローソク足を使って分析する上で、終値はとても重要な意味を持ちます。
答えは終値によって、その時間足の実体が決定するからです。
これは、不安と迷いであるヒゲではサポートに達すると跳ね返していますが、事実を教えてくれる実体による下落ブレイクが発生しているからです。
Ⅰ)不安や迷い → サポートまでは下落するが、跳ね返す。
Ⅱ)事実 → サポートをブレイクする。
あなたが冷静にトレードする場合、Ⅰ)もしくはⅡ)のどちらでエントリーしますか?
この答えは誰が答えてもⅡ)です。
③ヒゲの見方と使い方「トレンド編」
ダウ理論は【ダウ理論とは?誰でも分かるエントリーポイント】で解説しています。 |
当然の事ながら、日足が「高値の切り上がり」と「安値の切り上がり」が確認できるので、もちろん1時間足でもそれが確認できるはずです。
これは、前日の高値と安値を切り上げる限り、大きなトレンドは買い目線で考えることができます。
つまりそれは、短い時間足(ここでは15分足や1時間足)で急な下落に出くわしたとしても、この分析ができていれば、落ち着いてブレることなく買い目線を維持できると言えますね!
④ヒゲの見方と使い方「保合い編」
この部分は 日足で「高値も安値も更新できない」 というローソク足になりました。これは当然1時間足を確認しても同じ状況であると確信できます。
つまり、 相場がほとんど動かない「保合い状態」 であると言えます。
日足のローソク足から『保合い』という判断ができれば、次の日はトレンドフォローはしない方が良いことが分かりますよね。
もしくは、売られ過ぎたポイントだけ短期的な買い戦略やも考えれます。
『エイクのFXブログ』 では、勝つために必要な知識とスキルを分かりやすく解説しています。
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 ローソク足の分析方法 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
小次郎レポート
★ 【小次郎講師】 ★
その一番手は「三川宵の明星」。大陽線の後に窓を空けて星が出現。その直後に窓を空けて大陰線。この形を三川宵の明星と言い、天井打ちの典型パターン。星は陰陽を問わない。
☆ 【ムサシ】 ☆
星とはどのようなものを星と呼ぶのですか?
☆ 【ムサシ】 ☆
ヒゲに関してはどのように判断すればいいですか?このような形状でも星になりますか?
【2、三川(さんせん)明けの明星(あけのみょうじょう)】
小次郎レポート
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---|---|
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ローソク足 分析の基本!これだけは知っておきたいローソク足の組み合わせ・パターン FXチャート分析の基礎 FX初心者編
FXテクニカル分析
2本のローソク足のパターン
説明が日足になっていますが、日足以外のチャートでも基本的には同じ意味になります。時間足により意味の強さには違いがあります。
また、FXでは24時間取引の関係上 前の足と次の足の窓が空きにくいのでこの図のような形は少ないと思いますが、わかりやすい図にしています。
包み足(つつみ足)
包み線(抱き線)とは、前日の陰線、陽線とは逆に当日のローソク足の値幅を完全に包む大陽線または大陰線のローソク足の組み合わせをいいます。これは、今までの勢力を一掃するほどの強力な切り替えしのエネルギーが存在することを意味する型で市場参加者の心理は反転しトレンド転換したと読み解くことができます。
はらみ足・はらみ線
はらみ線とは、前日の値幅以内で動きそれまでの売り方、買い方が小幅な動きの中でせめぎ合っているローソク足の型。前日の大きな動きを母体として、当日の小幅なローソク足を「はらんだお腹の子」と見立てた呼び方がはらみ線です。相場にも新たな生命の誕生が近いということで、相場の流れが変わる前兆と見ます。はらみ線のまたの名をはらみ足ともいいます。
ローソク足の組み合わせのひとつかぶせ線とは、前日の大陽線の後、終値よりも高く始まったが、当日の終値は前日の陽線の範囲内に終値をつける大陰線の型をいいます。
陰線が陽線にかぶさっている形から、かぶせ線と呼ばれます。特に前日陽線の中心以下まで陰線がかぶさった場合は、それまでの買い勢力が弱まり、相場転換となることが多くある事を示唆するローソク足の組み合わせです。かぶせの逆、陰線陽線の組み合わせを切り込み線と言います。
底値圏で陰線が出現した翌日、その始値は前日の始値より低いが、終値は前日の始値より高い陽線が現れた場合で、特に数日前からの連続的な動きの中での出現は、反転による戸惑い感が払拭されたという見方ができ、目先逆向い買い狙いとなります。
2本以上のローソク足のパターン
前の足の終値から窓を開けて寄り付き、次の足でこの窓を埋める線が現れた場合です。
FXでは、24時間取引のため週明けに発生する場合が多い形です。
こんにちはFX学校の青木です。 ローソク足の分析方法 ローソク足の分析方法 FXをはじめると必ずでてくるローソク足 ローソク足って何?誰が作ったの? 基本的な部分を話していきます。 日本人が発明した画期的なチャートがローソク足 テクニカルと言えば、チャートを使って売買の[…]
[sc name="TOP" ] 2本のローソク足の組み合わせとは? [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="icon_yosi.png" name="よっし"]今回は、2本のローソク足を[…]
5月、6月に東京で行うリアルセミナー
FXはどうやってはじめたらいいの? ローソク足の分析方法
MT4ってなに?どうやって使うの?
FXで稼げるようになりたいけど、何からはじめたらいいの?
FXの口座開設ってどこの会社にすればいいの?
FXをはじめる上での疑問ってたくさんありませんか?
その疑問をリアルで解決できるのが、FX学校のセミナーです。
セミナーといっても、少人数でアットホームなセミナーですから、学校の放課後のクラブののりで
ワイワイ話せるのが特徴です。
時間が許す限りいろんな質問にお答えしますので、FXにちょっとでも興味があれば、東京までお越しください。
FXローソク足チャートの見方と為替レートの読み方
鈴木拓也
動画が見終わった方も、以下で復習をすれば効率的に学習できますよ!
FXチャートの見方
ローソク足の意味
チャートには、「ラインチャート」、「バーチャート」などの種類がありますが、最も有名でよく使われるのが「ローソク足チャート」です。
鈴木拓也
ローソク足って、聞いたことある?
初心者
鈴木拓也
- 始値(はじめね):一定期間内ではじめてついた価格
- 安値(やすね):一定期間内で最も安い価格
- 高値(たかね):一定期間内で最も高い価格
- 終値(おわりね):一定期間内で最後についた価格
ローソク足は、「陽線」と「陰線」の2種類からなり、陽線は始値より終値が高い場合、陰線はその逆で始値より終値が低い場合です。
ローソク足が読めるようになると、その ローソク足の形により、今後の相場の方向性を予測することが出来ます。
ローソク足の時間軸はどれを使えばいいか?
ただし、トレードのやり方として、必ず最初に 期間が長い上位足チャートで相場の状態を確認し(相場環境認識)、期間が短い下位足チャートでエントリーポイントを探っていく ローソク足の分析方法 ことが重要です。
トレードスタイル | 上位足 | 下位足 |
---|---|---|
スキャルピング | 1時間足、30分足 | 5分足、1分足 |
デイトレード | 日足・4時間足・1時間足 | 15分足、5分足 |
スイングトレード | 週足、日足 | 4時間足、1時間足 |
長期トレード | 月足、週足 | 日足 |
ローソク足の形状で投資家心理を読む
大陽線と大陰線
大陽線と大陰線のどちらも、 今後も同じトレンドが継続する可能性を示すローソク足 です。
トンカチとカラカサ
トンカチが上昇トレンドの中で、なおかつ天井圏で発生した時、買い勢力の力が尽きて、売り勢力の方が優勢になり、 上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性が高まっている ことを示します。
カラカサが下降トレンドの中で、さらに底値圏で発生したら、 下降トレンドから上昇トレンドへ転換する可能性が高まっている ことを示します。
一度下落したけれど強い買い圧力が存在していることを示しており、「反転のサイン」とみなせます。実際に、ドル円はその後に反転上昇していますね。
逆に長い上ヒゲが現れた場合は、強い売り圧力が発生していることを示しますので、その後の反落には注意する必要があります。
鈴木拓也
鈴木拓也
チャートには3つのトレンドしかない
チャートを読む際に意識することは、今のチャートの状態が「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばい」の、どの状態にあるのかを正しく認識することです。
FXでは、チャートの環境を認識したうえで、 上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売り、横ばいなら様子見 、この3つの動作をするだけで利益を上げていくことが出来ます。
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見・何もしない |
鈴木拓也
ローソク足とは|初心者にもわかりやすいチャートの見方と用語解説
ローソク足チャートは、日本で考えられたチャートで、形がろうそくの形に似ていることからつけられた名前です。
江戸時代に米相場を表すために活用されていたと言われています。ローソク足チャート以外にも、世界では様々なチャートが開発されていますが、ローソク足が一番わかりやすいとされ、今現在も世界中の多くの投資家が愛用して使っています。
ローソク足のメリットとデメリットとは
ローソク足のメリットは、始値と高値、安値、終値が一目でわかること、ローソクの形や色(白or黒、もしくは赤or青)、ヒゲの長さなどの組み合わせで売買のタイミングがわかることです。
ローソク足の関連用語・ネックラインとは
チャートの線の形を体に例えるヘッド&ショルダーと呼ばれるラインの、首の部分に当たるラインであることから、ネックラインと呼ばれるようになりました。
ローソク足の勉強に役立つおすすめの本
- ローソク足チャート究極の読み方・使い方 儲かる! 相場の教科書(2017年5月25日) 著者 伊藤 智洋
- 〈相場に勝つ〉ローソク足チャートの読み方(2002年7月18日) 著者 小沢 實
- ローソク足パターンの傾向分析 (現代の錬金術師シリーズ) (2010年9月10) 著者 伊本晃暉
初心者にもわかりやすいローソク足チャートの見方解説
ローソク足は慣れるまでは少し見て分析するのが大変です。しかし、慣れてしまえばとても便利なチャートになるので、この記事で少しでもいいのでチャートの見方に慣れましょう。
陽線と陰線の違い
陽線とは、株やFXなどで値動きをローソク足で表す時、始値と比較して終値が高かった場合に表示されるものです。
また、始値から終値の値上がりが小さく、陽線の表示幅が短かった時、これを小陽線と呼びます。
黒もしくは青い部分が長ければ長いほど、値段が下がったということになり、これを大陰線と言います。また、始値から終値の値上がりが小さく、陰線の表示幅が短かった時、これを小陰線と呼びます。
下ヒゲ、上ヒゲの違い
ヒゲとは、ローソク足から上下両方(もしくは片方)に出ている直線のことを言います。
上の方に出ているヒゲを「上ヒゲ」、下の方に出ているヒゲを「下ヒゲ」と言います。
時間軸と呼び方の違い
時間足を「分」で指定した場合は分足(ふんあし)と呼び、「時間」で指定した場合は時間足(じかんあし)、「日」で指定した場合は日足(ひあし)、「週」で指定した場合は週足(しゅうあし)、「年」で指定した場合は年足(ねんあし)と呼ばれます。
ローソク足の形状種類
ローソク足には、「買いサイン」のローソク足と、「売りサイン」のローソク足があります。
名 称 | 特 徴 |
陽の丸坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陽線で、 買いの勢いが非常に強い状態を表しています。 このサインが現れたら積極的に買いを行いましょう。 |
寄り付き坊主 | 陽の丸坊主に上に短いヒゲがあります。 このサインが出た時は、その後、 底を付けて上昇する事が多いと言われています。 |
名 称 | 特 徴 |
陰の坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陰線で、 売りの勢力が非常に強い状態を表しています。 このサインが発生する前に売却するようにしてください。 |
寄り付き坊主 | 陰の丸坊主に短い下ヒゲがある形です。 このサインが出た時は、売りに入るようにしましょう。 |
トンカチ・ハンマー | 短い実態に長い上ヒゲがついている状態の陰線です。 この状態で上昇トレンドだったら、 今後下降トレンドに変換する可能性が高いと言われています。 |
トウバ | 始値と終値が同じ値で終わっており、 上ヒゲが長く下ヒゲがない形であらわされています。 このサインは、相場の流れが終わり、 今後、トレンド変換となるか安定し横ばいとなるか、 どちらかへ進むと考えられています。 |
ローソク足の組み合わせ
抱き線(包み線)
押さえ込み線
差し込み線
切り込み線
インサイドバー(はらみ線、星(三川明けの明星、三川宵の流れ星など)
はらみ線

星
行き違い線(振り分け線)
行き違い線とは、前日の大陰線の終値に対し、当日の始値が安値位置から始まり、前日大陰線の中心より上に頭を出して終値を付け、引いた大陽線のことを言います。
毛抜き天井(底)
空・窓(窓開け・窓埋め)
寄引同時線
ローソク足のシグナル・パターン一覧
ローソク足の分析方法
赤三兵 | 酒田五法で、陽線のローソク足が3本連続し、 階段のような表示となっている状態のことを呼びます。 大きな上昇トレンドが始まるシグナルとされています。 |
上げ三法 | 上昇トレンドで、大陽線が出現したあと、 はらまれる形で小陰線や小陽線現れ、 次に高値寄りした大陽線が出現した状態のことを言います。 上げ三法は、上昇トレンドの一時的な休みのシグナルと言われています。 |
上値遊び | 大陽線で上昇した後にもみ合いが続き、 その後上放れした陽線が現れた状態のことを言います。 買いの勢いがつき、上昇トレンドが始まるシグナルと言われています。 |
三空叩き込み (三空踏み上げ) | 三空とは、ローソク足とローソク足の間に空間が開いた状態を、 3回階段のような形で繰り返すことを言います。 (空間が開いた状態は「窓」とも呼ばれます。) 下降トレンドが続いている時に三空が出現したら、 いったん底値打ちしたと考えられ、 これから上昇トレンドに転換する可能性が高いシグナルとなります。 このシグナルを、三空叩き込みと呼びます。 反対に三空踏み上げとは、 上昇トレンドが長く続いている状態の時に三空が出現し、 下降トレンドに転換するシグナルと言われています。 |
黒三兵 (三羽ガラス) | 陰線のローソク足が3本連続して並んだ状態を 「黒三兵(もしくは三羽ガラス)」と呼びます。 下降トレンドを示すシグナルと言われています。 |
三山 (三尊天井、逆三尊底) | 三山(さんざん)とは、 3つの山や3つ谷の形をしたチャートのことを言います。 3つ山の形をしたものを三尊天井(さんぞんてんじょう)と呼び、 大天井を打つときに出現すると言われ、 下降トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 3つ谷の形をしたものを逆三尊底(ぎゃくさんぞんぞこ)と呼び、 大底についたときに出現すると言われ、 上昇トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 |
ローソク足の簡単な覚え方
なので、まず始めは、売りのシグナルと買いのシグナルで、似たような形状のローソク足の組み合わせパターンを覚えていくことをおすすめします。
例えば形状が「階段タイプ」であれば、売りのシグナルは「黒三兵」と「空三踏み上げ」があります。反対に買いのシグナルは赤三兵と空三叩き込みがあげられます。
三角保ち合いチャートパターンの分析
三角保ち合いとは、三角形に収束していくチャートのことを指します。(収束後は、上下どちらかのトレンドになっていくことが多いとされています。)三角保ち合いには、いくつかパターンがありますので、ここでご紹介いたします。
〇上放れパターン
- 上昇三角形型:上昇トレンドが休息し保ち合いを経た後に、高値が少しずつ上昇し上放れするパターン
- 上昇ペナント型:大陽線が現れた後、高値が切り下がり、下値が切りあがっていき上放れするパターン
- 上昇フラッグ型:上昇トレンドの中で出現した大陽線の後に、上値・下値共に切り下がりが数回続くが、最終的に上放れするパターン
〇下放れパターン
- 下降三角形型:下降トレンドが休息し保ち合いを経た後に、下値が少しずつ下降し下放れするパターン
- 下型ペナント:大陰線が現れた後、高値が切り上がり下値が切りさがって、下放れするパターン
- 下降フラッグ型:下降トレンドの中で出現した大陰線の後に、上値・下値共に切り上がりが数回続くが、最終的に下放れするパターン
- 対称型トライアングル:下向きの上辺のラインと上向きの下辺のラインで作られている三角形を言います。保ち合いの中で数回上下に動き、上値を切り下げ下値を切り上げます。上辺と下辺が交わる直前に上辺または下辺を突き抜け、トレンドに発展するパターン
- コイル型:形は対称型トライアングルと同じだが、期間が「長期」だけという違い。そのため価格変動は穏やかです。上辺と下辺が交わる直前に上下どちらかに突き抜けトレンドに発展するパターン
- ボックス型:上値抵抗線と下値拮抗線の中でもみ合いをし、上下どちらかに突き抜け、トレンドに発展するパターン
ローソク足を用いたテクニカル分析
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・移動平均線
たしかに、1つの分析法だけで投資をやるのは少し不安な気がしますよね。そこで、ローソク足と相性の良い分析方法を組み合わせてみましょう。組み合わせることで、より相場の流れが判断しやすくなります。
移動平均線とは、一定期間(5日、25日等)の株価の終値の平均をグラフにしたものです。グランビルの法則には代表的な売買のシグナルが2つの売買シグナルがありますので覚えておきましょう。
まず1つ目は、ゴールデンクロスで買いを行うことです。
ゴールデンクロスとは、ローソク足が25日移動平均線を下から上に上抜いたタイミングのことを言います。しかし、注意して欲しいのは「移動平均線が上昇していたら、買いを行う」ことです。下降していたら様子を見ましょう。
2つ目はデッドクロスです。
デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対で、ローソク足が25日移動平均線を上から下に下抜いたタイミングのことを言います。
ここで、注意が必要なのが「レンジ相場」には移動平均線の分析は使えないということです。エントリーのタイミングを見るのが難しいので、レンジ相場になっている時はエントリーを避けましょう。
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・一目均衡表
次に相性が良いとされているのが、一目均衡表です。
一目均衡表とは、一目山人(ペンネーム)という人が作った、時間に重きをおいて分析する方法です。一目均衡表は、転換線(過去9日間の高値と安値の中間値)と基準線(過去26日間の中間値)、雲(先行スパンの間に構成されるもの)と呼ばれる線を用いて分析を行います。
※先行スパンとは、先行スパン1が(転換線+基準線)÷2を26日先にずらしたもので、先行スパン2が(過去52日間の高値+安値) ÷ 2 を26日先にずらしたものとなります。
ローソク足と水平線だけのトレード手法
ローソク足インジケーターの種類
- HT_Higher_Candle:上位時間足のロウソク足を表示
- HT_Key_Custom:下位時間足のロウソク足を表示
- Infoboard:ロウソク足が確定するまでの残り時間を表示
- Stoch ローソク足の分析方法 Candle OverBought-Sold:ストキャスティクスの買われ過ぎ・売られ過ぎをローソク足の色で表示(緑→売られ過ぎ、赤→買われ過ぎ)
エクセルでローソク足と折れ線グラフの作り方
エクセルでローソク足と折れ線グラフを作る方法もあります。まずエクセルのA列に日付、B-E列に四本値を打ちます。(最大のデータは半年分とされています。)13週の線を作る場合、1週間=5営業日として13週なので、5×13=65と、65日分の平均を取ります。
よって、最終日のF列にAVERAGEで過去65日の平均を作ります。次はG列にG列に26週線を作るとしたら、5×26=130で、130日分の平均を出します。13週線と同じく、最終日のG列にAVERAGEで過去130日分の平均を作ります。
ローソク足の活用例
ローソク足を分析するとわかる転換パターンの例
最安値更新からの陽線は、最安値を更新したが終値では陽線となり、次の足も終値ベースで前の終値を上回っている時は、トレンドが転換となることが多いです。
ローソク足を分析するとわかる鉄板パターンの例
鉄板のパターンは、とても単純明快です。一例を挙げると移動平均線の下で推移していたローソク足の実態が移動平均線を突破したら、移動平均線が上昇することを確認してエントリーします。
そして、ローソク足が下降し移動平均線を突き抜けたら決済する、という例が挙げられます。初心者は鉄板を押さえてトレードすることが重要と言われています。
ローソク足とトレンドラインを活用した売買戦略例
チャートにトレンドラインを引いて売買戦略を練ることもできます。トレンドラインを活用した売買戦略は以下のとおりです。
〇上昇トレンド
押し目買い戦略:上昇トレンドが続き、一時下落したあと再上昇が始まる瞬間を狙う
高値追い戦略:上昇トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る
〇下降トレンド
戻り売り戦略:下降トレンドが続き、一時上昇したあと再下落が始まる瞬間を狙う。
安値割れを狙う戦略:下降トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る。
〇横ばいトレンド
高値売り、安値買い戦略:値幅上限に達して下落を始めたら売り、値幅下限から上昇を始めたら買いをする。
高値・安値ブレイク戦略:横ばいトレンドの値幅の上限を突き抜けたら高値追いの買いをし、下限を突き破ったら安値割れ狙いの売りを行う。
ローソク足で注目したい「N字」
ローソク足を分析する時に注目すべきは、大相場の前触れとも呼ばれているN字型株価上昇と呼ばれるものです。
具体例を挙げると、最近ではジグソー[3914]やアクセルマーク[3624]がN字型株価上昇となりました。
ローソク足チャートの活用法・押し目買いの場合
押し目とは、上昇トレンドの中で株価が一時的に下げ止まるポイントのことです。
ローソク足の味方や、トレンド別の名称、組み合わせ等をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ローソク足の基本を覚えると、様々な分析方法と組み合わせて相場を予測できることがわかりましたね。
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